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やくも


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日语文选

第一課 母の日


  五月の二番目の日曜日は母の日です。今年も母の日が来ます。この日には世界中の人はお母さんに感謝をします。花屋で赤いカーネーションの花を買って、お母さんに上げる。お母さんがいない人は胸に白いカーネーションをつけます。この日には、いろいろな人が花屋で赤いカーネーションや白いカーネーションを買います。あなたはどんな色のを買いますか。



第二課 日本人の名字


  名字は日本人の家族の名前です。日本人の名字の数は世界で一番多いです。全国で12万ぐらいの種類があります。名字の中で一番多いのは佐藤で、二番目は鈴木、三番目は高橋です。この三つの名字は東日本に多いです。四番目は田中で、この名字の人は西日本にたくさんいます。そのほかは渡辺、伊藤、山本、小林、中村の順です。私たちの先生や友だちの中にもこんな名前の人はたくさんいます


第三課 四季


  日本は南北にほそ長い国で、あたたかい地方やさむい地方があります。
   また、日本には、春夏秋冬の四季があります。三月四月五月は春です。六月七月八月はなつで、九月十月十一月は秋です。十二月から二月までは冬です。
  北海道では、冬はたいへんさむいですが、夏はあまりあつくないです。
   沖縄や九州の南では、冬でも、あまりさむくはありません。
   九州では、さくらの花は、三月のおわりにさきますが、東京では四月のはじめに、北海道では五月のはじめにさきます。
   日本では、夏は昼間の時間が長いですが、冬は昼間の時間がみじかいです。
   三月二十一日ごろと、九月二十三日ごろは昼間と夜の時間が同じになります。春のこの日を春分の日、秋のこの日を秋分の日といいます。



第四課 富士山


   富士山は、高さが3766メートルあるたいへんうつくしい山です。そばに山がないので、山の下から頂上まで全部見えます。また、どこから見ても、ほとんど同じ形です
   富士山は休火山ですが、むかし、何度も何度も噴火をくりかえして、今のようなうつくしい形の山になりました。日本の古い本には、富士山が煙りを出していると書いてあります。
   1707年には富士山の中腹にある山が大噴火をしました。その時には、東京でも灰がふりました。
   富士山の北側には、美しい湖がいつつあります。その湖を富士五湖といいます。富士山は、富士五湖の近くは林が続いていますが、上のほうには木も草も生えていません。一年じゅう雪がある所もあります。
   山頂には神社があります。



第五課 ほしをとる


   ある寺の小僧が夜更けに庭に出て、長い竹ざをお振り回している。
   坊さんがそれを見て、「いったい、何をしているのか。」とたずねると、小僧は、
   「空の星がほしいので、叩き落そうとしていますけれど、なかなか落とせません。」と答えた。すると、坊さんはこういった・
   「ばかなやつだ。そんなことが分からないとは情けない。そんな所から届くものか。屋根へ上がれ。」





第六課 日本の農業


   日本は、今は工業国ですが、百五十年ぐらい前までは農業国でした。人口の90%ぐらいは農業をしていました。
   そしてたいていは、家族みんながほかの仕事をしながら農業をしています。ある家は、お父さんが会社員で、おじいさんやおばあさん、お母さんだけが農業をしています。日曜日や農業のいそがしい時、お父さんも手伝います。ある地方では、冬など農業がひまな時、お父さんかお母さんが都市などへ働きに行きます。雪が多くて仕事ができないからです。
そして雪がなくなった三月か四月に家へ帰ります。
   最近の若い人は、たいてい農業がきらいです。そしていなかがきらいです。みんな都会のほうが面白いからです。それに、機械化が進んで、若い男の人がいなくても、かんたんに農業ができるようになりました。農村ではだんだん若い人が減りました。小学校の子供たちもへってきました。



第七課 交通


李:    ずいぶん車がこんでいますね。
佐藤:    大阪は商業のみやこです。今日は月末の決算日ですから、それで特別こむのでしょう。
李:  車を降りて歩いたほうが早いくらいですね。
佐藤: あ、あれは交通標語です。「油断一秒、怪我一生」、中国語としてよむとおかしいですが、あれは“一秒でも気をよるめると一生の怪我をしますよ”という意味です。
李:  なるほど、そういう意味ですか。あそこに書いてあるのは。
佐藤: あれは「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。」
李:  どういうことですか。
佐藤: 酒を飲んだら車に乗ってはいけない、車に乗るのなら酒を飲んではいけないということです。酒酔い運転が見つかると罰せられます



第8課 日本語の初心者


私は日本語を9月から習って、4ヶ月ばかりになります。やさしい会話からできますが、難しいことばはまだいえません。毎週五日学校へ行って、3時間ずつ授業を受けています。

先生:あなたはいつから日本語を習っていますか。
学生:9月の初めごろからです。
先生:まだ4ヶ月ですね。それにしては、よく話せますね。
学生:いいえ、まだまだです。たびたび間違えるので、はずかしいです。どうしたら、早
く上手になれるでしょうか。
先生:学校で習うだけでなくできるだけ日本語を使うようにしてください。どんどん使わないと、うまくなりませんよ。少しぐらい間違ってもかまいませんから、恥かしがらずに話してください。
学生:では、これからはどんどん話すようにします。
先生:字も習っていますか。
学生:はい、ひらがなにかたかなに漢字を200ぐらい習いました。しかし、なかなか覚えられないので、困っています。
先生:漢字は毎日練習しないと、忘れてしまってかけなくなりますよ。
学生:はい、わかりました。それから、発音はどうしたらいいでしょうか。
先生:口の形や、舌の位置、長音、短音、促音などに気をつけることが大切です。そして、先生の発音や録音テープをしく聞いて、くりかえし練習してください。
学生:一生懸命やってみます。私が間違えましたら、直してください。

[楼 主] | Posted: 2006-05-13 17:33:01 顶端
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第9課 携帯電話


最近、携帯電話を持っている人が多くなった。特に若い人にはとても人気がある。今、携帯電話を持っていることは、いい生活の象徴になる。
確かに携帯電話は便利だ。急いで電話をかけたいのに、公衆電話が見つからない。公衆電話にたくさん人がならんでいる。こんなとき、携帯電話がほしいと思うことがある。
携帯電話の使い方はいろいろある。社員が5時に会社を出て、近くのバーでビールをのんでいるとき、課長が携帯電話を使ってしごとがのこっていると知らせる。朝、夫と妻がけんかをはじめる。時間がないので、途中でやめて、夫はしご後に出るが、バスを待っているとき、家へ電話して、けんかのつづきをやる。
でも、携帯電話を持ったら、いつ電話がかかってるかわからない。めいわくなときもあるだろう。自分だけの時間がなくなるかもしれない。それから、みんなが携帯電話を持ったら、レストランや道や電車の中で、しょっちゅうべるがなる。電話で話すときは話声も大きくなるから、きっとうるさくなるだろう。




第10課 外国語の勉強


日本のテレビやラジオには、毎日外国語講座の番組がある。朝と夕方、あるいは夜に放送がある。英語やフランス語ドイツ語、スペイン語などの講座がある。もちろん中国語の講座もある。この講座で外国語を勉強している人はたくさんいる。学校へ行かなくても、家で勉強することができるので、とても便利である。それに高いお金もいらない。ただ教科書代だけである。
ある人は、いい仕事が見つかるように外国語を勉強し、またある人は海外旅行の時に困らないように勉強している。またしゅみで勉強している人もいる。
毎年四月になると、本屋さんには外国語講座のテキストが山のようにつまれる。しかし六月ごろになると、急にテキストが売れなくなるそうだ。最初のころはやさしくても、勉強し始めて三ヶ月もたつと、そろそろ難しくなってきて、勉強をやめてしまうのだろうか。
いつも自分一人で勉強しなければならないため、強い意志と目的を持たなければ、最後まで勉強を続けていくのは難しいのかもしれない。またたいていの人が、学校や仕事に出かける前、あるいは夜寝る前に勉強しているために、十分な時間がなかったり、つかれてしまったりで、毎日規則的に勉強を続けるのはなかなか難しいようだ。


第11課 東京の生活


私は東京に半年近く住んでいます。東京はどこへ行っても人も車も多くて、道路もバスも電車もひどくこんでいます。それでも東京は清潔な都市です。緑も自然も少なく空気も汚れていますが、デパート、スーパー、商店街、レストラン、劇場などがたくさんあり、交通も大変便利です。
東京は世界で一番物価が高くてくらしにくいといわれる反面、犯罪は少ないし、何でもあるので、とてもくらしやすいとも言えます。ファーストフードの店や喫茶店はどこにでもあります。モーニングサービスやランチタイムサービスの時はとてもやすく食べられます。劇場、コンサートホール、映画館、美術館などもたくさんありますが、予約しておかないと、切符はすげ売切れてしまいます。いろいろな催し物もたいてい満員です。家賃をはじめ生活費が高くて困りますが何でもあるし、地下鉄は3分おきに走っているので、車がなくても困りません。東京の人はみんな忙しそうですが、しんせつで友人がたくさん出来てうれしいです。東京は全く不思議な都会だと思います。


第12課 コメ


最近はパンを食べる人が増えて、コメの消費量は昔より少なくなった。コメを売る人たちはいろいろ苦労している。
東京のあるコメ屋さんは、コメの売りあげがへったので、二年前に精米機をはずして、店の中に料理をする場所をつくり、おにぎりやべんとうをつくって売り始めた。いまでは、ひるやすみに近所の会社や学校の人たちがおおぜい買いにきて、店は満員になるそうだ。
また、最近では「ブレンド精米」をする店もある。お客が選んだコメを目の前でブレンドし、精米する。まるでコーヒーのようだ。コメも精米したあとすぐ食べるほうがおいしいのでこの方法は人気が出て、コメのうりあげがたいへんふえたそうだ。
ごはんを無菌パックにしたものも出ている。電子レンジなどであたためれば、おいしいごはんを食べることができる。
こうした努力で、コメの消費量はまた少しずつ増えているようだが、家庭でごはんをたくことは少なくなっている。朝はパン、ひるは外食、夜もときどき外食という人がふえているので、将来はかまのない家庭もめずらしくなくなるがもしれない。


第13課 神田


神田は学生と本屋の町です。町いっぱいにあふれている学生が若々しいふんいきを作り出しています。お茶の水駅を中心にして、この辺りに大学が10校以上もあります。毎日10万人以上の学生がここえとよってくるのです。通りの片側がほとんど全部本屋になっている所もあります。また、古本屋の多いのがこの町の特色です。これらの古本屋にはいろいろな種類の古本があります。中には和書、漢籍、洋書などをそれぞれ専門に取り扱っているっている店もあります。また、ある店は美術関係、音楽関係の古本だけを集めています。1冊何十万円もする珍本もあれは、3冊で100円というようなものまで並んでいます。一日かけて、これらの店を一軒一軒歩き、気に入った本を見付けることを趣味にしている人も大勢います。本屋のほかにレコード店、運動具店などが目に付くのも学生の町、神田らしい姿です。


第14課 過剰包装


デパートやスーパーで買い物をする。買った品物を、お店の人が紙で包む。そしてビニールの袋に入れる何枚も何枚も紙やビニールを使うときもある。私たちはそれがあたりまえだと思っている。でも、このたくさんの紙や袋はほんとうに必要なのだろうか。うちへか帰って品物を出したら、ごみばこの中が紙やビニールでいっぱいになる。
最近、みんなでゴミを少なくしようという意見がつよくなってきた。この包装紙やビニール袋もたくさんのゴミになっているそうだ。それで、デパートでも、この過剰包装はだんだん少なくなって、かんたんになった。大きいスーパーでも、いろいろなくふうがはじまった。あるスーパーでは、買い物をするときに自分で袋を持っていったら、カードにスタンプを押してくれる。そしてスタンプがあつまったら、買い物券をくれる。別のスーパーでは、再生紙の袋を使うようになった。また、布で作った買い物袋も売るようになった。わたしたちが、スーパーなどで、毎月1回「袋はいりません」と言ったら、1年かんで数億枚の袋がのこるそうだ。一番かんたんな環境保護ではないだろうか。



第15課 気候


日本では1年は三ヶ月ずつ四つの季節に分かれています。1年を通じて気候は温暖で暑さも寒さもあまりきびしくありません。山脈が本州を縦に走っているので太平洋側(表日本)と日本海側(裏日本)では気候の差が大きいです。表日本では、夏はむし暑く、冬は湿気が少なくて晴天が多いです。裏日本では冬は雪がたくさん降ります。いわゆる雪国(例えば新潟県)では雪が4~5メートルもつもることがあるそうで。
北海道を除く各地は6月上旬から7月中旬にかけて高温・多湿の梅雨のシーズンになります8月から10月にかけては日本列島の南西部は台風の影響を受けることが少なくありません。京都のような盆地では降雨量は少ないですが気温の上下さが大きく、夏は暑く冬は寒いです。日本の大部分の地方で最もよい季節は春と秋です。桜の美しい4月や緑の美しい5月は海外からの観光客も多く、また10月ごろの紅葉も魅力的です

[1 楼] | Posted: 2006-05-13 17:35:46 顶端
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第16課 日本に来て驚くこと


私には外国人の友人がおおぜいいます。みんな日本に来たばかりの時にはほとんど毎日のように意外な発見をしておどろいたようです。
例えばクウェートの学生は日本人がちょんまげをしているんも、きものをきている人もほとんどいないのにおどろいたそうです。フランスの学生は、経済大国の日本でまだたたみの生活があり、人々が靴をぬいで部屋へあがるのにおどろいています。カナダからの留学生は、日本人がトイレとろうかのスリッパを区別するほどきちょうめんなことにびっくりしています。でもこれはきれい好きだからでしょうか。
一方、あるアメリカ人は家賃の高さと部屋の狭さに目をまるくしました。別のアメリカ人は日本人が毎日きわめて狭い空間の中で。また、ゴミ捨て場に何でもすててあることや日本人の貯金好きと財テクブームに、驚きの連続だったようです。


第17課 お祭り


日本には全国各地にいろいろな祭りがあります。夏祭りや秋祭りが多いです。夜祭とかひ祭りとか裸祭りなどのめずらしい祭りもあります。日本三大祭というのは東京の神田祭(5月12日~16日)、京都の祇園祭(7月17日中心)、大阪の天満天神際(7月24日~25日)です。その他、京都の三大祭りや東北のねぶた祭りや七夕祭りも有名で、毎年たくさんの観光客が集まります。
京都の祭りと東京の祭りをくらべると、かなり違います京都の祭りには伝統的な衣装や立派なだんじりの行列がみられますが、あまりおもしろくないという人もいます。一方、東京の祭りにはきわめて庶民的で美しい衣装の行列はないけれども、そろいのはっぴやゆかたを着て、老若男女が心を一つにしてにぎやかに楽しみます。この頃は男ばかりでなく女の人もみこしをかつぐようです。子供たちも着物やはっぴを着ておこづかいをもらって神社の出店でおもちゃを買ったり、金魚すくいをしたりして楽しめます。


第18課 社員を雇う


三田の新しいオフィスに引っ越して、テリーは新聞に秘書の求人広告をだし、青木さんが手紙で応募した。今日、青木がテリーのオフィスへ面接に来る。
テリー:青木さんですね。どうぞ、おかけください。
青木: 失礼します。
テリー:英文の履歴書、お持ちですか。
青木: はい、持ってまいりました。どうぞ。
テリー:大学の専攻は歴史ですね。
青木: はい、イギリスの産業史でした。
テリー:卒業後、すぐ今の会社に入りましたね。
青木: はい、そうです。
テリー:会社で主にどんな仕事をしていますか。
青木: 原料の輸入契約の仕事です。
テリー:なぜ、今の会社をやめたいんですか。
青木: 実は残業が多くて、毎晩帰りが遅くて大変なんです。
テリー:そうですか。ところで、タイプやワープロはできますね。
青木: はい、タイプは60ワードぐらいで、ワープロはIBMなら使えます。
テリー:けっこうです。英語は自信がありますか。
青木: 読み書きはできます。会話はできないわけじゃありませんが、あまり自信はありません。
テリー:今の会社は給料はどのぐらいですか。
青木: 残業手当を含めて、手取り28万円ぐらいです。これが先月の給与明細です。
テリー:わかりました。じゃあ、近いうちに勤めてもらうかどうか連絡します。
青木: よろしく、おねがいします。


第19課 節分


佐藤:あしたは2月3日、節分ですね。
李: 節分というのは、どんな行事ですか。
佐藤:節分というのは、新しい春を迎えるために、邪気をはらいのけ、幸福を願う行事です。
李: どこで行われるのですか。
佐藤:おもにお寺や神社で行なわれますが、一般の家庭でも行ないます。
李: どんなことをするのですか。
佐藤:鬼を追い払い、福の神を迎え入れるためにお寺や神社では鬼はらいの儀式が行なわれ、一般の家庭は「福は内、鬼は外」と大声で、豆をまきます。
李: それで、豆まきの行事というわけですね。そういえば、店で福豆を見かけました。あれをまくわけですね。
佐藤:そうです。そうして最後に自分の年の数だけその豆を食べると、無病息災がかなえられるという言い伝えがあります。


第20課 浦島太郎


ある日、魚つりに出た浦島太郎が海べを通りかかりますと、子供たちが小さなかめをいじめていました。
「これこれ、カメをそんなにいじめてはかわいそうだ。わたしにゆずってくれ。」
浦島太郎は、子供たちからかめを買い取って、海ににがしてやりました。
浦島太郎がつりをしていますと、カメがやって来て、「助けていただいたお礼に、竜宮城へお連れしましょう。」と言って、浦島太郎を背中にのせ、竜宮城へ案内しました。竜宮城は夢の様にとても美しく、おとひめ様やさかなたちも大喜びで、浦島太郎を迎えました。
めずらしいごちそうや、おとひめ様やさかなたちの面白いおどりで、浦島太郎は月日のたつのも忘れてしまいました。
浦島太郎は、毎日楽しくくらしていましたが、遊び疲れて、おうちがこいしくなりました。おとひめ様においとまごいをして、おみやげに玉手箱をもらい、かめの背中にのって、帰り道につきました。
帰ってみると、もと居た家も村もありません。行き合う人も知らない者ばかりです。
浦島太郎は心細くなりました。「あけてはいけません。」というおとひめ様の言葉も忘れ、玉手箱のふたを取りますと、中からぱっと白いけむりがが出て、浦島太郎はおじいさんになってしまいました。


第21課 おいしい水


水道は、ほしいときに、いつでも水が出てきて、とてもべんりである。しかし、近ごろ、お茶やコーヒーをいれたり、水わりを作ったりするとき、水道の水ではおいしくないと言う人が増えた。それで、いろいろな会社が家庭用の浄水器を売りはじめた。この浄水器を自分のうちの水道のじゃ口につけると、塩素などのにおいがきえて、水がおいしくなる。大変よく売れているそうだ。
一方、富士山の近くの川の水が、きれいでおいしいという話が有名になった。車でたくさんの人が出かけて、大きな入れ物で水を持って帰るようになった。ほかにも、「おいしい」といわれる川の名前が、つぎつぎ本やテレビで紹介された。そして、そういう水が、商品として店にならぶようになった。デパートだけでなく、スーパーや駅の自動販売機でも缶やパックにはいった水がならんでいる。コメ屋さんや酒屋さんの中には、外国から輸入したミネラルワオーターの宅配サービスをはじめたところもあるそうだ。
とうとう水まで商品になった。商品になるものが多すぎるのではないだろうか。


第22課 マンガ文化


最近は、電車の中でマンガ雑誌を楽しそうに読んでいる若者たちが多くなりました。あみだなの上にも読んでしまったマンガ雑誌がよく置いてあります。
現在、マンガは日本の出版物の約30パーセントを占めているそうです。発行部数の一番多い一般の週刊誌は約75万部だそうですが。マンガ週刊誌の発行部数の第一位は500万部をこえ、さらにのびていきそうな気配です。
数年前に「マンガ日本経済入門」という本が出て、新しいマンガブームが始まりました。源氏物語や日本国憲法の本などいろいろな分野の本がマンガになって、本屋の店先に並んでいます。
企業でも、会社のイメージアップやPR効果をねらって、マンガを使ったパンフレットを出しています。また、マンガとは関係のなさそうな大学でも、大学案内にマンガを取り入れるところが出てきました。
「マンガばかり見るな。もっと活字を読め。」という活字ばなれを心配する声もありますが、若者の間のマンガ人気はまだまだおさまりそうにありません。マンガの持つ見やすさ、簡潔さ、そしてわかりやすさは、子供たちや若者だけでなく、さらに多くの読者層をつかんでいきそうです。


第23課 万歩計


東京のある保険会社では、去年、社員の歩行数を調査した。その結果、男性は一日に平均八千五百歩、女性は八千二百歩だった。理想的な歩行数は一日一万歩だそうだ。そこで社員全員に万歩計をくばって。歩くことをすすめた。今では四割の人が一日一万歩、歩くようになった。そこためには、ひとつまえの駅で電車をおりて会社まで歩いたり、ひるはなるべく外へでて食事をしたりするそうだ。
そのほか、社員のおくさんに万歩計をおくる会社や、原価で売る会社もある。万歩計の人気はたいしたものだ。しかし、都会の道はかたくて歩きにくい。空気もわるい。もっとたのしく歩くことができたら、どんなにいいだろう。
都会の交通はますますべんりになった。車もふえた。ビルも高くなり、エレベーターをつかうのがふつうになった。地下鉄の駅などもエスカレーターがあるので、階段を上る必要がない。現代人はあまり歩かなくなった
歩くないために運動不足になり、成人病にかかりやすくなる。健康のために歩くことが必要だ。最近は社員に万歩計をくばって、歩くことをすすめる会社が多くなったそうだ。

[2 楼] | Posted: 2006-05-13 17:38:31 顶端
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第24課 河童



河童という水の中にすんでいる動物を知っていますか。この動物は本当にいるかどうか、わかりません。河童は背が低く、1メートルぐらいしかありません。頭に皿があり、水が入っています。皿に水がある時は元気ですが、水がなくなった時には死んでしまいます。手や足にはアヒルのような水かきがあり、泳ぎが上手です。河童は皮膚の色がカメレオンのように、まわりの色と同じ色に変わります。例えば、草の中にいる時は草のように緑色に、岩の上にいる時は岩のように灰色に変わるのです。
河童は日本人にとって身近な存在です。水泳が上手な子どもは河童のようだといいます。女の子の髪型には「おかっぱ」というのがあります。前髪を額のところで、ほかは耳の下のところで切りそろえたスタイルです。河童巻きというすしもあります。中にキュウリが入っています。河童はキュウリが大好物なのだそうです。ことわざには「河童の川流れ」というのがあります。これは名人もときどき失敗するという意味です。
河童はとてもいたずらが好きだそうです。みなさんも川で泳ぐ時は河童に気をつけたほうがいいですよ。


第25課 待ち時間


日本人の「待ち時間」とイライラの関係について、ある調査結果が新聞に出ていた。日本人は何分待ったらイライラするか、という調査だ。
この調査によると、イライラしはじめるのが一番早いのは20代の女性だそうだ。年齢が高くなればなるほど、がまんづよくなる。そして男性のほうが女性より少しがまんづよいそうだ。人を待っていてイライラしはじめるまでの時間は、平均20分ぐらい。電車やバスを待っているときは10分ぐらい、トイレでは5分ぐらいらしい。
でも、この調査結果は少しふしぎだ。有名な店やレストランの前に、よく長い行列ができている。たぶん30分も1時間も待つと思う。でも、だれもあきらめない。そして、たくさんの人がならんでいると、まんなが「安い店なのだろう」とか「おいしいレストランなのだろう」と思って、もっと人気がでる。それで、最近では、行列のアルバイトをとのむ店もあるそうだ。
恋人や友だちを待つときは20分でイライラするのに、有名な店に入るためには、みんながまんづよい。わざわざ待つ店へ行く。どうしてだろう。



第26課 寄席


寄席と言うのは、落語、漫才、曲芸などを見せる演芸場で、年配の人はたいてい一度は行ったことがあります。江戸時代から、多くの日本人が笑いを求めて寄席に通ったものです。
寄席の演芸の中では、漫才が一番新しく、昭和になってから寄席に登場するようになりました。漫才は、二人の漫才師が舞台に立って、おもしろい会話をします。これは、もともとお祝いの席の演芸でしたが、それが変化してきたものです。
落語は、漫才よりもずっと古く、伝統があります。寄席は落語を見ぜるためにできたものです。落語家は、舞台に置いたざぶとんの上に座って、二人以上の人物の会話を一人で演じます。町に住んでいる人々の日常生活を取り上げて、面白い話にしたものが多いです。
最近は、寄席に通う人は以前ほど多くなくなりました。今の若い人には、漫才のほうが落語より人気があります。それで、テレビで放送するのは、漫才のほうがおおく、若い人の話し方にも影響を与えています。しかし、落語の人情味のあるユーモアにもまだまだ根強いファンがいます。


第27課 占い


最近、占いが流行している。若い人も年配の人も、自分の未来を占いたいと思う人が多い。
占いにはいろいろな種類がある。まず、生まれた年や月でしらべる占い。それから、手相や人相など、からだの特徴でしらべる占い。銀座には、こいいう昔からの占いをするひとが、メーンストリート沿いに30人以上すわっている。
また、若い人には、西洋の占いが人気がある。例えば、水晶やタロットの占い。近ごろは、「コーヒーの占い」や「リンゴの皮の占い」のような変わった占いもはやっている。若い人が多い町には、占いの店があって、いろいろな占い師があつまっている。中学生や高校生の女の子の客が多い。若い人たちにとって、占い師は、カウンセラーのような人らしい。占い師には、先生や親に相談できないこともはなすことができる。毎週通う人もいるそうだ。
占いが流行しているのは、自分のことを自分で決めることができない人がふえたからだ。人間が弱くなったのだといって、占いの流行をなげく人もいる。でも、数千円で元気になるなら、それもひとつの方法かもしれない。



第28課 ウサギ小屋


李: 欧米の人が日本の住宅のことを「ウサギ小屋」と言いましたね。
佐藤:ええ。狭い国土に一億何千万人もの人が住んでいますから、欧米並みの広い住宅は望めません。
李: 欧米先進国の住宅には、広い庭も付いていますね。
佐藤:うらやましいかぎりです。日本ではそこまで行くのは無理かもしれません。
李: 「ウサギ小屋」と呼ばれることについて、佐藤さん、どう思われますか。
佐藤:狭いことは狭いですが、日本人の住宅観、つまり空間意識は欧米とは違っています。
李: 古代ギリシアのパルテノン神殿などに見られる、あの広大な感覚とは違うと。
佐藤:そうです。中国の、「壺中の天」の感覚に似ていると思います。
李: 京都の竜安寺の石庭や四畳半の茶室は、あの広さで宇宙空間を表しているんですよね。欧米の人が驚くのはそうした感覚か知れません。
佐藤:はい。和室はある時は客をもてなす部屋にもなりますし、またある時は一家が団らんをするところにもなります。そこに布団を敷けば寝室です。同じ部屋が幾度りんにも使えるとは、欧米の人たちには想像もできないのでしょう。
李: そうですね。中国でも若干、欧米的な傾向があります。居間は居間、寝室は寝室と、ね。
佐藤:今は日本でもそうですよ。ただでさえ狭い空間をそうして細かく区切るから余計狭く見えるんです。



第29課 塾


日本の子供は、勉強という点では、世界で最も忙しい生活を送っているのではないだろうか。理由はいうまでもなく、学習塾の存在である。よい就職のためには一流大学へ、一流大学へ入るには有名高校へ、そして有名高校へ、と世界一厳しい受験戦争を勝ち抜くためである。東京周辺では夜8時、9じの電車にトレードマークのかばんを肩から掛けた子供たちの姿を見かけることが少なくない、同じ塾帰りの生徒たちである。
東京の有名な進学塾では、親も塾に通う。子供に家庭で教えるため、親は一歩先を予習する。まさに一家総がかりだ。と同時に、塾の学習レベルの高さの証拠でもある。算数など、一流中学にパスするには、高校レベルまで消化できなければおばつかない、とまで言われている。有名進学塾に入るには入塾テストがあり、「入試より難しい」とは笑えぬ冗談である。当然ながら、このような塾通いを中心とする教育費は多額になり、白書を見ると、家計を圧迫しているとわかる。



第30課 教育ママ


李: 「ママゴン」という言葉を聞いたんですが、どんな意味ですか。
佐藤:こわーい「教育ママ」のことです。「教育ママ」は分かりますよね。
李: 子供の教育に熱心なお母さんのことでしょ。
佐藤:ええ。でも、いい意味ではあんまり使わないんですよ。
李: そうなんですか。私はてっきり自分も教養があって、子供の教育に理解があるお母さんかと思っていました。
佐藤:「ゴン」は、あんまりはっきりとは知らないんですが、多分、恐竜からきたんだと思います。恐竜の学名の後ろには、「ドン」とか「ゴン」なんてつくものが多いでしょ。
李: えーえ、まーま。
佐藤:それに、子供向けの「怪獣モノ」の悪役の怪獣によく「ゴン」って付いていたんです。ただでさえあんまりいいイメージがない「教育ママ」を通り越して、もっとひどい母親のことをママゴンと呼んだんだとおもいます。
李: それじゃあ、悪役なんですね。
佐藤:はい、チョー悪役です。
李: どんなイメージがありますか。
佐藤:自分の夫が会社で出世できないのは、学歴がないからだと思い込んで、子供にはそんな思いをさせたくないって、小さいときから、子供の顔を見ると、勉強勉強と年がら年中言っている、そんな感じかな。
李: そうすると、男の子もへんに神経質に育ちますよね。
佐藤:あんまり強いお母さんだから、マザコンになってしまうのよね。
李: 佐藤さんのお母さんは教育ママですか。
佐藤:私を見れば分かるでしょ。

[3 楼] | Posted: 2006-05-13 17:40:42 顶端
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第31課 ながら族



ここ二三年来、ラジオを聞いたり、音楽を聴いたりしながらでなければ、仕事のできない人種が現れだした。このような人々を「ながら族」という。たとえば、私の弟は完全なながら族で、弟の部屋で、ラジオの音がするということは、弟が勉強しているということの最も確かな証拠である。私は、前に一度、弟にラジオを聞きながら勉強するのはやめるようにと注意したことがある。すると、驚いたことに、弟の友達の仲には、ラジオではジャズを聞き、テレビでは野球を見ながら宿題をする子がいるのだという。まるで聖徳太子のようなものである。
ながら族になってしまった人の話によると、一度音楽を聞きながら勉強したりするのが癖になってしまうと、もう音楽を聞かずには、勉強も仕事もまるでできないのだそうだ。私のように、そのような習慣のない者にとっては、そんな事は、とうていできそうには思えない。いずれにせよ、仕事や勉強の能率が上がればよういのであって 、一概に、どちらがよいとも悪いとも言えないのかも知れない。



第32課 NHK


渋谷駅のちがくにオリンピックの時に造った大きい体育館や公園があります。その横に高いアンテナのついた立派な建物が見えます。それがNHKの放送センターです。ここでは毎朝早くから遅くまで少しも休まずにテレビとラジオを全国に放送しています。そのほかに国際放送もあって、外国にも番組を放送しています。NHKの仕事の大切なことは12人の委員が決めます。どんな人を委員にするか、それは国会と首相が決めます。しかし、NHKが政府やそのほかの誰からも邪魔を受けずに、自由に放送できるように法律ではっきりと決まっています。また、NHKはテレビを持っている人から、お金を取ってもよいと放送の法律に書いています。それで、カラーテレビを持っている人は受信料を払わなければなりません。その代わりに、NHKでは商品の宣伝はできません。国民全部のために放送を使うようにしています。
NHKは1925ねんから放送が始まりました。現在、テレビとラジオを使って、高等学校の教育を行なっています。これをNHKの通信教育といいます。働きながら、通信教育で勉強して、高校を卒業することができるのです。もちろん、大学の通信教育も行なっています。このほかに日本では民間放送もたくさんあります。民間放送のことを民放ともいいます。民放は商品の広告によって、経営しています。民間放送を商業放送ともいいます。日本では現在このような民間放送局はたくさんあります。



第33課 地震


日本は世界の中で地震の多い国の一つです。1923年9月1日に関東地方で大地震があり、10万人もの人が亡くなりました。こんなにも多くの人が亡くなったのは、地震よりも地震の後に起こった火災が原因でした。そこで、このような悲劇をくり返さないように、9月1日を「防災の日」にして、地震やその後の災害に注意するように呼びかけています。
テレビやラジオでは、地震が起こると、すぐに地震情報を流して、各地の地震の強さや、震源地などをしらせます。しかし、前もってどのくらいの強さの地震が、いつ、どこで、起こるかを知らせることは、なかなか難しいことです。
現在、東海地方や南関東を中心にして、近い将来大地震が起こるかもしれないという心配があります。そのため国や大学などの研究機関が協力して、地震予知のための研究や観測を行なっています。地震の起こる前には、地下水の量が変化したり、動物が異常な行動をしたりすることがあるようです。ところが、こうしたことが起こっても、地震に結びつかないこともあり、地震との関係を判断することは難しそうです。しかし、さらに研究や観測が進んでいけば、地震の予知率も少しずつ向上していくことは間違いないでしょう。



第34課 お月見


桜のさく春にお花見をする日本人は秋にはお月見をします。
秋は一年じゅうでいちばん月の美しい季節です。九月の中ごろの満月のばんには月見だんごをこしらえ、えだまめ、くり、かきなどを供え、花瓶にはすすきやそのほか秋の草花をさして月をながめながらうちじゅうそろって一夜をたのしくすごすのです。
月が山の上にまんまるい美しいすがたを現すと、あちらこちらから「出た出た月がまるいまるいまんまるいぼんのような月が」と歌う子供の声が聞こえてきます。空は水のように清くすみ、明るい月の光はあたりを照らします。すずしい風に、花びんのすすきがゆれて、たたみの上にかげをうつします。みんなはえんがわに集まって、お月様を見ながらごちそうを食べます。
お月見のしゅうかんは平安朝時代から始められました。そして、そのころから、満月の夜は月見の宴を開いて、詩や歌を作ったり音楽を楽しんだりして遊んできました。
また、日本の文学、特に和歌や俳句には、月を見て喜びや悲しみの心を歌ったものがたくさんあります。遠い外国に行っている人も月のよいばには特に故郷が恋しくなる者です。
さくらがさけばお花見をし、月がよければお月見をするしゅうかんは日本人の自然を愛する心の深いところから生まれたものであります。さくらの花のさくかぎり、月の光のかがやくかぎり、日本人はお花見やお月見を忘れないでしょう。



第35課 風呂


一日の仕事も無事にすんで、ゆっくりお風呂につかる楽しさは、なんともいえないものです。
「風呂に入る」といえば、ご存じのように湯に入ることですが、むかしは蒸気でむされる、つまり「むし風呂」に入ることを意味しました。
清少納言の『枕草子』に、「小屋あってその内に石を多く置き之を焚きて水を注ぎ湯気を立て、その上に竹の簀の子を設けて之に入るよしなり、大方村々にあるなり」と、当時既にむし風呂が地方にも普及していたことが書かれています。
焼石に水をかけてむし風呂にするのは、北欧、シベリアの風習といわれ、朝鮮を経て伝わったという説が有力です。このむし風呂から、江戸初期には膝くらいの湯に入って、蓋をしめる半蒸半浴の形をとるようになり、さらに中期ごろからから浴槽に一杯湯を満たす現在のような形式の風呂に変化したのだといわれています。
風呂に語源について、大むかしの家の寝室は赤土で塗り固めて造ったもので、これを呼んでいました。ところが、むし風呂のつくりもこの部屋とにているので、はじめ「室」と呼んでいたのが、いつしか訛って、「ふろ」になったのだとする説と、茶の湯のとき湯をわかすのに使う風呂からきたのだとする説がありますが、確かなことはわからないそうです。




第36課 豆腐


むかしから、どんな田舎へ行っても酒屋と豆腐屋のないところはないといわれるほど、豆腐はたいへん庶民的な食べ物の一つです。
この豆腐は、日本独特の食品のように思われますが、これは中国からの輸入品で、今から約二千年も前に中国でつくられたものといわれています。
さてご存じのように豆腐は大豆を加工したもので、別に腐らしたものではありません。豆腐は淮南王の劉安という人が発明したので、初め「淮南」と呼んでいたものです。その後けものの乳からいまのチーズのようなものを作ることが考えられ、これわ「乳腐」と名付けました。これは「腐」は、あつめるという意味があるからで、この「乳腐」に対して、「豆腐」という言葉が生まれたのだといわれています。
豆腐の伝来について、豆腐は遣唐使のころ、坊さんによって伝えられたという説があり、はじめは主として、貴族階級とか寺院の精進料理にのみ使われていたようで、これが庶民の食品として一般化されたのは、江戸初期からといわれています。
また、豆腐の異名を「オカベ」などといいます、これは豆腐が輸入された当時、宮中の女官たちが、豆腐が白壁によく似ているところから「しらかべ」、または「かべ」といったのが始まりです。

[4 楼] | Posted: 2006-05-13 17:42:01 顶端
やくも


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第37課 矛盾



くだもの屋の店先を見ると、りんご・みかんなどすべて形よく大きさのそろったものが並んでいる。色もよく、つやもよい。スーパーの野菜売り場にも、すらりとした形のよいきゅうりや、きずひとつないトマトなどが並んでいる。農作物というよりは、工業製品のような印象を受ける。
先日の新聞の投書欄に、「昔のような野性味のあるくだものが食べたい。今のみかんなど、甘すぎる。」という意見が出ていた。それから十日ほどして、生産者の立場からの投書が出た。「自然のままのみかんを売ろうとすると、こんな酸味の強いものは都会人の好みに合わないという理由で、ジュース用とした何文の一かの安い値にされてしまう。」甘いみかんばかり出回るのはそのためだ」ということであった。
また、「きゅうりなど、味は全く同じでも形の悪いものは商品価値がない。形のよいものだけ選んで売るから、値段が高くなる。都会人が値段をつりあげているようなものだ。また、虫食いのあとが少しぐらいあっても実は問題はないのだが、市場で敬遠されてしまうから、使いたくない農薬も使わざるを得ない」ということも聞いた。
農家の人は、都会人の好みに合わせた農産物を市場に出すために、品種改良を重ねたり農薬を使ったりして苦労する。いっぽう都会人は、野性味への郷愁をおさえながら甘すぎるみかんを食べ、高すぎると思いながらきゅうりわ買う。なんだか矛盾した話である。



第38課 わたれぬ橋


一休さんと和尚さんのところへ、りっぱな一軒の檀家から、お招きがあった。
「一休さんをつれて、お出かけください。」
そういう案内だった。その家のだんなは、一休さんがとんち小僧だといううわさを聞いて、いっぺん困らせてやれ――そういう気持ちをもっておった。
有力な、たいせつな檀家のことで和尚さんは一休さんをつれて、およばれに出かけた。
その家の前には川が流れていて、その川の橋を渡らなければ、その家へゆくことはできない。ところが――
「このはしわたれるべからず。」
一休さんと和尚さんが橋まで来ると、そこにはこんな立札が立ててあった。
「こりゃこまったな。これじゃあ、ゆくことができんがな。」
和尚さんは頭をかいた。橋をわたるべからずというのでは、どこかほかのまわり道でもしてゆくのか。でも和尚さんは、そんな道は知らなかった。とほうにくれていると、
「和尚さま、私についてきてください。」
と、一休さんがいった。そうしてずんずん、橋の上をわたっていく。
「これこれ、一休。わたるべからずというのに、わたっていいのか。」
「いいのです、いいのです」
「わしゃしらんぞ、怒られても。」
一休さんがずんずん進んでいくので、和尚さんもそのあとからおずおずついて行った。そうして、玄関につくと、
「いらっしゃいませ。」
檀那が出迎えたが、とがめるように。
「それにしても、このはしわたるべからずと書いてあるのに、いったい、どこからいらっしゃいましたか。」
「はい」
と一休さんが前へ出て、
「はしをわたらないで、まん中をわたってまいりました。」
「いや、負けました。さあ、どうぞ、どうぞ。」
だんなは頭をかいて、一休さんと和尚さんを招きあげたって。



第39課 高校生と大学入試


日本では中学校までが義務教育ですから、高等学校は義務教育にはいりません。それにもかかわらず、中学校から高等学校へ進む者の進学率は現在90%を超しています。また、中途退学をする者はごくわずかで、卒業率は97.1%となっています。
高校3年生いn将来のことをきいてみたところ、約8割の者が25歳までの人生設計を決めていたそうです。そのうち故郷に定住を希望するものが68%います。将来、自分の職業を選ぶときには、「地位や名声」を重視せず、「世のため人のために役立つこと」をあまり考えず、「自分の能力が生かせ」て、「仕事が好みに合い」、「高い収入が得られ」て、「失業のおそれがない」職業につきたいと考えているようです。故郷に定住を希望するものが多いのは、男の子が一人だけという家庭がふえたためだと文部省ではみています。このように高校3年生のほとんどが、25歳ごろまでの人生設計をしていることがわかったので、文部省は高校では長期の進路指導が必要だと考えているようです。
しかし、大学へ進学しようとしている高校生はのんきで、大学へ行ったら「楽しい学生生活を送りたい」と考えています。
現役で希望通り入学できる者もいますが、中には1年、2年と浪人して目的の大学をねらう者もいます。
これは日本の社会が有名大学の卒業生を重視するせいです。浪人のためには予備校があって受験のための勉強を毎年2月、三月に受験地のホテルや旅館は満員になります。合格発表の日には大学の学生団体などが手数料をとって受験生い合否を電報で知らせますが、合格のときには「ハナヒラク」、落ちたときには「サクラチル」と打つのだそうです日本国内にいても有名大学に入るのはむずかしいいのですから、海外から帰ってこの競争に加わるのはながなが大変なことです。



第40課 日本語の曖昧さ


電車の中で二人の学生が話しています。
男子学生:「あした、映画行かない」
女子学生:「あしたは、ちょっと、、」
この会話を聞いて、あなたは、女子学生は映画へ行くとおもいますか、行かないと思いますか。「あしたは、ちょっと、、」のあとには、どんなことばが続くと思いますか。「あしたは、ちょっと忙しくて行けない。」「あしたは、ちょっとだめだけど、あさってなら行ける」など、いろいろ考えられます。この返事だけでは、はっきりわかりません。ところが、男子学生は「そう、残念だね、映画に行けない、と断っていたのです。
日本語では「できません」や「だめです」などの否定のことばをなるべく使わないようにします
自分のほうからはっきり断らなくても、相手の人が自分の気持ちをわかってくれるようにします。それは相手の人との親しい関係をこわさないようにとか、相手の人を傷つけないようにするためなどと言われています。それは「けっこうです」ということばの使い方を見てもわかります。
たとえば、訪問した家で、その家の人がお茶を出してくれました。
「お茶をもういっぱい、いかがですか。」
「けっこうですね(もういっぱいいただきます)」
「お茶をもういっぱい、いかがですか。」
「もうけっこうでう(ほしくないです)」
このように同じ「けっこうです」が、反対の二つの意味を表すのです。日本人でもどちらのいみか、迷うことがあります。断る時には手ぶりや顔の表情でもはっきり断っていることを表したほうがいいでしょう。そのほかに「いいです」も、こういう使い方をします。
店員:「お客さま、青いネクタイになさいますか。赤いネクタイになさいますか」
客:「そうですねえ。赤いのはいいです。青いのでいいです」
さて、このお客さんは、赤いネクタイと、青いネクタイと、どちらのネクタイをえらんだのでしょうか。

[5 楼] | Posted: 2006-05-13 17:43:04 顶端

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